Nikon Zf でオールドレンズを楽しむ Part1(本体の設定とMFアシスト機能について)

概要

Nikon Zfは、レトロな外観でオールドレンズに非常に似合います。

イメージセンサーサイズがフルサイズで35mm判フィルムと同じ大きさのため、35mm判フィルムカメラ用のオールドレンズであれば、そのままの画角の写りを楽しむことが出来ます。

また、Zマウントはフランジバッグがフルサイズセンサー用としては最も短く、物理的に最も多くのカメラマウントアダプター出現の可能性があるカメラマウントになります。

実際多くのマウントアダプタが登場しており、様々な(オールド)レンズを装着して利用することができます。

基本的な使い方

Nikon Zfでのオールドレンズの楽しみ方は、下記のような手順になります。

  1. オールドレンズを用意
  2. オールドレンズのマウントとNikon Zマウントを取り付けできるマウントアダプタを用意
  3. Zf本体にマウントアダプタとレンズを取り付け
  4. Zfの設定(後述)
    1. レンズ情報手動設定
    2. MFアシスト設定
  5. Zfの撮影時設定+撮影

Zfの設定

レンズ情報手動設定

メニュー > セットアップメニュー > レンズ情報手動設定 にて設定できます。

電子接点がないレンズ(非CPUレンズ)を装着している際に、下記2つの趣旨の設定をするための画面です

  1. ボディ内手ブレ補正を有効にするための設定(ファームウェアver1から)
  2. どういう情報を画像のExifに保存するかの設定(ファームウェアver2.0から)

設定項目としては、それぞれ下記になります。(20個までレンズ毎の設定を保存できます。)

1. ボディ内手ブレ補正を有効にするための設定(ファームウェアver.1から)

Nikon Zfのレンズ情報手動設定画面
Nikon Zfのレンズ情報手動設定画面
  1. (装着しているレンズで撮影しようとする)焦点距離
  2. (装着しているレンズの)開放絞り値

この2点は、ボディ内手ブレ補正を有効化するための設定になります。(1だけでも動作するかもしれません)

2.(装着しているレンズの)開放絞り値については、A(絞り優先)モード時の本体ダイアルによる絞り値設定が、この値よりも下に行かなくなります。


2. どういう情報を画像のExifに保存するかの設定(ファームウェアver.2から)

Nikon Zfのレンズ情報手動設定画面のレンズ名入力画面
Nikon Zfのレンズ情報手動設定画面のレンズ名入力画面
  1. (装着しているレンズの)レンズ名
  2. 記録用絞り値の設定

の2つがあります。これらは、それぞれ以下のような内容になります。

 

1.レンズ名は、そのまま入力した内容が、撮影画像ファイルのExif情報に記録されるレンズモデル名になります。

※この点、電子設定のない通常のマウントアダプタであれば、そのままレンズ名が記録されます。TZM-02のような電子接点が付いたマウントアダプタだとレンズ名は記録されないようです(TZM-02のファームウェアver1.3で確認)ので、ご注意ください。

2.記録用絞り値の設定は、手動で設定したF値をExifに記録するかしないかの設定になります。

Nikon ZfのF値専用窓
Nikon ZfのF値専用窓

ONにすると、本体ダイアルで設定したF値(軍艦部のF値モニタが活きます)を写真のF値として撮影時に記録してくれます。

つまり、レンズ側のF値ダイアルを回して撮影用のF値を決めたら、そのF値と一緒の値にカメラ本体のダイアルでカメラ側のF値を変更します(電子接点が無いためカメラ側設定を変えてもレンズ側のF値は変わりません)。そのまま撮影すれば、撮影時の写真のF値が記録できる、というわけです。


マニュアルフォーカス時の設定

基本的な部分

Zfには、マニュアルフォーカスをアシストする機能が多くあります。

基本的な操作などは、下記の公式マニュアルを見るのが良いかなと思います。(フォーカスエイドや、フランジバッグ、拡大表示ボタンなどの解説が書かれています。)


フォーカスピーキング
フォーカスピーキング表示(赤)、人形の体部分(目に被写体認識が動いている)にピントが合っている状態
フォーカスピーキング表示(赤)、人形の体部分(目に被写体認識が動いている)にピントが合っている状態
フォーカスピーキング表示(赤)、人形の後ろにピントが合っている状態
フォーカスピーキング表示(赤)、人形の後ろにピントが合っている状態

私は、EVF搭載ミラーレスカメラでのMFアシスト機能は、フォーカスピーキング(ピントが合っている部分に色を付けてくれる)機能が便利だなと思っています。Zfも利用できます。

ON/OFFだけでなく、感度(高、中、低)、色付けの色の選択が出来ます。


被写体認識

その他、Zfには被写体認識機能がありますが、MF時でも被写体認識をしてくれます。人物であれば、その瞳にフォーカスポイントが表示され、ピントがあっていれば緑色の枠表示にする、などしてくれます。



また、ファームウェアver2にて追加された機能として、ズームボタンで拡大表示してピントを合わせたあと、シャッターボタン半押しすると、拡大が自動で解除される機能が追加されました。

拡大ボタンで拡大して合わせたい部分にピントを合わせたあと、シャッターボタン半押しして、拡大が解除されたら、全体の構図を決めてシャッターを押し込んで撮影する、みたいな流れが可能になります(デフォルトはOFFなので、必要な方は、ONにしてください)。


撮影時の設定

レンズ情報手動設定の呼び出し

Nikon ZfのiメニューでAF/MF切り替えるところ
Nikon ZfのiメニューでAF/MF切り替えるところ

上述のレンズ情報手動設定に、あらかじめ持っているオールドレンズを登録しておきます。その際には、記録用絞り値の設定をONにしておくと、レンズの絞りF値を設定し、Zf本体のダイアルでF値をそれに合わせて設定するだけで、撮影時に撮影時のF値が記録されるようになります。

実際にオールドレンズを装着した際には、こちらの設定からレンズを選んでおきます。iメニューからも呼び出せるので、よく使う方はiメニューに登録しておくと良いと思います。


MF(マニュアルフォーカス)への切り替え

Nikon Zfのiメニューで手動設定済みレンズの選択部分
Nikon Zfのiメニューで手動設定済みレンズの選択部分

普通のマウントアダプターを装着している場合は、特段設定しなくても、MF(マニュアルフォーカス)でしか利用できないため、気にしなくて良いかと思います。特段AF から MFに切り替える、などしなくても、フォーカスピーキングなども普通にそのまま動作します。

Nikon Zfのiメニューで手動設定済みレンズの選択部分から、選択しているところ
Nikon Zfのiメニューで手動設定済みレンズの選択部分から、選択しているところ

別記事で紹介予定のAF(オートフォーカス)対応のマウントアダプター TECHART TZM-02 とかを利用している場合は、そのままですとAFが有効になってしまうので、あえてMFにしたい場合は、設定からMFに切り替える必要があります。iメニューからも設定が可能です。


撮影

ピントリングを回して、ピントを合わせたいところに合わせて、シャッターボタンで撮影になります。

マニュアルフォーカスでピント合わせするのは、テンポ良くパンパン撮りたいとき以外は楽しいです。

参照

Zf ver 1系 説明書 (活用ガイド)


Zf ver ファームウェアバージョンアップによる変更内容(C:2.00)


装着例

最後に、色々なレンズとの装着イメージになります

Nikon ZfとCOSINA 24mm f2.8 MC MACRO 前から
Nikon ZfとCOSINA 24mm f2.8 MC MACRO 前から
Nikon ZfとCOSINA 24mm f2.8 MC MACRO 上から
Nikon ZfとCOSINA 24mm f2.8 MC MACRO 上から
Nikon ZfとCONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 MMJ 前から
Nikon ZfとCONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 MMJ 前から
Nikon ZfとCONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 MMJ 上から
Nikon ZfとCONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 MMJ 上から
Nikon ZfとPENTAX Super-Takumar F1.8/55 前から
Nikon ZfとPENTAX Super-Takumar F1.8/55 前から
Nikon ZfとPENTAX Super-Takumar F1.8/55 上から
Nikon ZfとPENTAX Super-Takumar F1.8/55 上から
Nikon ZfとMINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4 前から
Nikon ZfとMINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4 前から
Nikon ZfとMINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4 上から
Nikon ZfとMINOLTA MD ROKKOR 50mm F1.4 上から
Nikon ZfとRICOH XR RIKENON 50mm f2 前から
Nikon ZfとRICOH XR RIKENON 50mm f2 前から
Nikon ZfとRICOH XR RIKENON 50mm f2 上から
Nikon ZfとRICOH XR RIKENON 50mm f2 上から

Part2は

次は、AF対応マウントアダプタの「TECHART TZM-02」について記事をまとめる予定です。 ました。


 
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